Wednesday, November 28, 2007

謎?


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廃棄車両に「女」の文字。

女性専用車両は最近始まったばかりと思っていたが・・・。


ひょっとしたら日本最古の女性専用???。

何か理由がわかる人は教えてください。
(茨城県ひたちなか市 湊線阿字ヶ浦駅構内にて)

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Monday, November 26, 2007

枯葉

「枯葉よ~♪♪」といってもイブ・モンタンの歌うシャンソンのことではない。

本格的な冬を前に、落葉樹は葉を落とす。
この時期、農閑期だが、決して暇ではない。
落ち葉を集めて翌年のための堆肥作りをしなくてはならないからです。
近くの公園には、さくらの大木が数本ある。
毎年枯葉が大量に落ちるので、その清掃のついでに堆肥をつくる。









作り方は
 枯葉をビニル袋で集めてくる(今年は15袋にもなった)







② 囲いの中に2袋ほど枯葉を入れる。







③ その上に前年の堆肥を薄くかける。






④ そのまた上に米糠を薄くかける(米糠は知り合いの農家から分けてもらった)







⑤ ②~④の作業を3,4回繰り返し(サンドウィチ状にする)







⑥ 水をたっぷりとかける。
⑦ 時々(1月に一回ぐらいスコップで切り返す)
以上で終わりである。
正しい作り方ではないが、この方法で、畑に必要な堆肥はそこそこできてしまうのです。
左写真は、一年前に作り始めた堆肥(よく出来ました)。


これで今年の農作業もほぼ終了(やれやれ・・・)。

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Sunday, November 25, 2007

朝涼


特別展「鏑木清方と官展」が11月25日まで鎌倉の鏑木清方美術館で開催されていた。
名古屋に出張したので、その帰りに東京から鎌倉まで戻り、寄ってみた。


清方は、昭和21年から鎌倉で創作を続けた。鶴岡八幡宮の近くの閑静な住宅地の一角である。この美術館は、没後、その自宅を改築したものである。http://www.kamakura-arts.or.jp/kaburaki/exhibition/index.html


小さな美術館であり、常時、所蔵品の中から10点ほどの作品を展示している。
今回の展示品の目玉は、「朝夕安居(ちょうせきあんきょ)」と「朝涼(あさすず)」である。


それぞれ日展(帝展)に出された作品で、清方の代表作の一つである。


「朝涼」は思っていたより大きな作品だった。夏の早朝、長女清子と散歩した時の様子を描いたものであり、ほぼ等身大に近い絵である。

当然下から見上げる形になるのだが、視線は、左中ほどの(まさに開こうとしている)蓮の花から清楚な娘の横顔へ、そして右上の(消えつつある)月へと動いていく。


日本画家の中で美人画といえば、上村松園、鏑木清方、伊藤深水が著名だが、その中でも清方の絵には特に「品」を感じる。(松園は「華」、深水は「艶」か)


「品」を感じさせる多くの作品の中でも「朝涼」は、最たるものではないか。

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Friday, November 16, 2007

公民権運動(2)「キングとライス」


バーミングハムで公民権運動が最盛期を迎えた1963年、市の中心部にある黒人教会がダイナマイトで爆破され、礼拝に来ていた4人の少女が死亡するという痛ましい事件が起きた。


この事件は13年後にやっと解決したが、逮捕された犯人は、狂信的な黒人差別主義者(KKK)の一人であった。


事件から犯人逮捕までの経過は、その問題性から1997年に映画化されている(タイトル「4 Little girl」 日本未公開)


この事件は、キング牧師の活動に対する報復であったが、特筆すべきは、もう一人世界的に著名な人物がかかわっていることである。


「やがて世界的な人物になる」という表現が正確なのだが、その人物とは現在の国務長官「コンドリーザ・ライス」女史である。 (ライス国務長官はバーミングハム出身)

爆死した少女の一人がライス国務長官の友人であったことから、この事件の衝撃が女史の人生を方向付けることとなった。


比較的裕福な家庭に育ち、秀でたピアノの才能からピアニストを目指していたライスであったが、この事件から社会の矛盾に気付き、政治(学)の道に方向を変更したのである。

差別の時代に生きた「キング」と、時を経て米国(世界)をリードする政治家となる「ライス」。世界的な二人の黒人の人生が、この時、この場所で交差したのである。

(97姉妹都市バーミングハム訪問記)

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Thursday, November 15, 2007

公民権運動(その1)

1960年代、アメリカは公民権運動の嵐の中にあった。

公民権運動とは、被差別者の権利獲得運動であり、代表的なものは、黒人の差別撤廃運動である。

それまでは、(南部において)黒人と白人は、レストランの席から公園の水飲み場まで「colored」「white」に区別され同じ場で生活することはまれであった。
人種差別主義者による黒人の殺害も多く発生し、選挙権も選挙人登録が(何かと理由を付けられ)認められない状況であった。

これに対し、権利獲得運動の中心人物となったのがマーティン・ルーサー・キング牧師である。
キング牧師は、南部の各地でデモ行進による運動を進めた。
その中でも特に中心となった都市がアラバマ州バーミングハム市である。
彼の行動理念はインド建国の父「ガンジー」に習った「非暴力主義」である。

バーミングハム市の中心部に公民権博物館がある。
その前の公園には当時の運動の様子を再現した彫刻やモニュメントが設置されている。

その中でも注目すべきは、無抵抗の黒人少年に警官が警察犬をけしかけている彫刻である。(警察が徹底的に弾圧した)



この元となった写真は、当時マスコミによって世界中に配信され、合衆国南部で何が行われているか世界が知ることっとなた。

この報道を受けて、当時の大統領「ケネディー」が問題解決に乗り出し、連邦政府がアラバマ州政府に差別をやめるよう圧力をかけた。その行為が1964年、ジョンソン大統領の下で制定された「公民権法」につながっていく。






(97年姉妹都市バーミングハム視察から)

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Thursday, November 08, 2007

石はきれい?

世の中にはいろいろな達人がいるのだが、石拾いの達人と言う人種がいるとは。


銀座に行ったついでに日本橋の「INAX ギャラリー」によってみた。
現在開催されているのは「石はきれい、石は不思議展」
副題は「津軽石の旅」とある。
http://www.inax.co.jp/gallery/exhibition/detail/d_001039.html

津軽半島の海岸には、火山の関係でメノウの小石や面白い文様の石が堆積している。
江戸時代には「津軽砂利」という名でこの地方の名産品だったそうだ。


この展覧会には、石拾いの達人(その道15年の石戸谷さん、31年の牧野さん)の収集した「お宝」が展示してある。


たかが石ころというなかれ。色彩や質感のバリエーション、艶っぽさ、オブジェのような形のおもしろさ。立派なコレクションの対象である。


どうせやるなら人のやらない(少ない)ことがおもしろい。
これを機会に石拾いの道に入ってみるか。


石ころ(1) 棟方志功のタッチ
石ころ(2) ミロの絵画(展覧会ポスターの石)
石ころ(3) 禅の円相の文様

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Sunday, November 04, 2007

むかご




菜園の片隅に埋めておいた長芋からつるが伸び、「むかご」をつけた。

その数はいくらもなかったが、集めて「むかご飯」を作ってみた。


作り方は、簡単。


米に水と少々の塩と酒と「むかご」を入れて炊くだけ。

お試しあれ。

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Friday, November 02, 2007

大倉集古館展


茨城県天心記念五浦美術館の開館10周年記念「大倉集古館の名宝展」に行って来た。

特に目を引いたのは、鏑木清方の「七夕」。

大観の「夜桜」「瀟湘八景」、鎌倉時代の似絵、国宝「随身庭騎絵巻」もよかったが、今回は鏑木清方の美人画に軍配があがる。

今回の展覧会は、前後期で入れ替えがあり、前期(10月27日~11月18日)は、1930年に開催された「ローマ開催日本美術展」の名品が展示されている。

作品からは、当時、美術の本場ローマで日本画の真髄を示さんとした、大観を始めとした日本画家たちの意気込みが伝わってくるのだ。

「七夕」は、帯を強調した女性の後姿、つるされた着物の文様、飾り台に並べられた筝(そう)、五色の糸車など数々の「和」を描いている。

「七夕」は一双の屏風絵で今回展示されているのは、左隻である。
調べてみると、右隻は後期(11月20日~12月9日)に見られるそうだ。

後期にも楽しみが残った。

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