吹き抜ける風
小さな住まいを建ててちょうど10年になります。
建築士と1年がかりで設計し、建築に7か月。
設計に1年かけたのは、「四季を通して考えなければ良い住まいはできない」と建築家に言われたから。
工事に7か月もかかったのは、(図面では単純に見えたのに)そこいらじゅうに工夫があって請け負った工務店が見込み違いをしたため。
設計の主導権は、妻。
コンセプトは、「暮らしやすいこと」「過ごしやすいこと」。(あたりまえのことですが)
大きなこだわりは、エアコンがなくとも暮らせる家。
家は海岸から約500m。海風が入るのです。
テーマは「風通しの良い家」。
伝統工法でつくり、開口部を大きく取る。そして風向きに合わせて風の入り口、出口を配する。
出来上がったばかりの頃、妻が雑誌「婦人の友」の特集「家をつくる」に投稿。
出版社から記者が来て我が家を取材、そして写真撮影。冒頭の写真がその時のものです。
10年の間、暑さ知らず。
今日も猛暑でしたが、我が家は(なんとか)自然風でしのいでいます。
梅雨明け・・・・。暑さが続きますが、みなさまご自愛のほど。(少々早い暑中見舞いでした)
Labels: アート
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