いつか読書する日
時を経て、改めてその良さが分かるのは、年齢のせいでしょうか。
それなら伊達に年を重ねていないということで喜ぶべきことなのですが・・・。
「いつか読書する日」
2,3ヶ月前に、NHKのハイビジョンシネマで放映されていたものを録画し、改めて見ました。
この映画、2,3年前にビデオをレンタルして見たことがあります。
中年になる幼なじみの男女の恋の話です。
舞台は、長崎。毎朝坂道を登り降りしながら牛乳配達をする大場美奈子(田中裕子)と市役所に勤める高梨槐多(岸部一徳)。二人は、高校時代付き合っていた中。しかし二人の両親の情死がきっかけで心ならず別れてしまう。・・・
若者にはわからない(だろう)中年の男と女の「忍ぶ恋」。
この後のストーリーは、http://www.eonet.ne.jp/~ginyu/060307.htmを見てください。
以前に見た時は、「味わいはあるが地味な映画」程度の感想だったのですが改めて丁寧にみると、年齢を重ねた男と女の切ない心の機微が、痛いほど訴えてくるのです。
監督は、緒方明(今まで知りませんでした)
音楽は、池辺晋一郎
これ以上のコメントは、野暮でしょう。是非、DVDをレンタルしてご覧ください。
田中裕子、岸部一徳とも適役でしたが、ものがたりの狂言回し役になる渡辺美佐子が映画を引き締めていました。
R-50(50歳未満禁止)の映画です。
Labels: アート
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