心機一転
4月1日付けで人事異動があり、新しい職場に移った。
昨年夏の部下の不祥事もあり、今回の異動は必至だった。
幹部は別の課へ異動させるつもりだったようだが、前から考えていたところへ無理をいって移してもらった。
新しい職場は、日立地区産業支援センター。
http://www.hits.or.jp/
日立市の出資する財団法人で、日立地区(エリアは広く、那珂川以北県境まで)の中小企業の支援を行ってる。
具体的には、中小企業の技術指導、販路開拓の協力、茨城大学工学部との共同研究の支援・・・をしている。
日立地区の中小企業(製造業)は、日立製作所の下請けとして長い間経営されてきた。
10数年前から製造拠点の多くが海外に移転にしてしまい、この結果、仕事が激減し、中小企業の約1/3が廃業した。就労人口にでは1,5万人もの職が失われた。家族も含めると4万人に影響が生じたことになる。
その影響を少しでも少なくしようと設置されたのが、このセンターである。
作られてから10年目に入る。
しかしこの間、経済情勢は、ますます厳しくなり、この組織が頑張っても状況は悪化するばかりである。
特に中国の影響は甚大である。
そこで、最近ではこのセンターも中国へ目を向けている。
志ある地元中小企業を募って、中国市場へ打って出ようというのだ。(ちょっと大げさか)
4年前から、ミッション団を中国に送り、現地の産業展示会にこの地区の企業の製品を展示している。
まだまだ成果はわずかだが、心意気だけはたいしたものである。
その他にも、大学との連携も大きな課題となっている。
大学も法人化され、社会に役立つ成果を求められている。
工学部では、実用につながる研究成果が求められており、企業への技術移転が課題なのだ。これまであまり縁のなかった企業と大学をつなぐこともセンターの役割なのである。
大学では工学部で学んだとはいえ、私の専門は土木工学である。
製造業の中核である機械工学や電気工学はまったくの素人なのだ。
このようなことで4月の一月間、慣れない仕事に悪戦苦闘、気疲れする毎日でした。
この連休は、ありがたい。ゆっくり休んで連休明けから本格的に始動しよう。
Labels: まちづくり
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