日立村物語
工業都市・日立市の歴史や先人の活躍を紹介する「日立村物語」パネル展が29日から、同市幸町の日立シビックセンターで開幕した。主催の「郷土ひたち・ネット」の掛札優代表は「皆で学び、皆で活かそうをテーマした。市民にもっと自分たちの暮すまちのことを知ってほしい」と話している。2月3日まで。
会場では、歴史や先人の偉業を▽日立村物語(日立村誕生から市域の変換、日立村及び周辺の資源)▽大煙突物語(煙害対策の要点)▽さくら物語(日立のさくら全般)▽共楽館(理想社会つくりと共楽館)―の4コーナーで紹介。日立村は明治22年に宮田村と滑川村が合併して誕生、39年に市制施行した。黄門様が日の出の秀麗なこと領内一と言ったことから名付けられたといわれている。
パネル展では、1905年の日立鉱山の創業から日立製作所の誕生(68年)による発展。煙害対策のための大煙突の建設や約330万本のオオシマサクラの植樹。日立鉱山創業者の久原房之助の「一山一家」「共存共栄」の思想の中から誕生した芝居小屋「共楽館」の開設などを紹介している。
久原氏が理想社会づくりを目指して創業した日立鉱山、その煙害に立ち向かった人たちの活躍、煙害対策技術を解説。東日本最大の総木造建築の共楽館の現在と過去のパネル写真や共楽館を使った各種イベント、NPO法人「共楽館を考える集い」の活動などを分かりやすく紹介している。
(茨城新聞)
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上の新聞記事で紹介されている「郷土ひたち・ネット」の代表、掛札優さんは、知己のお一人である。
上の新聞記事で紹介されている「郷土ひたち・ネット」の代表、掛札優さんは、知己のお一人である。
定年後の人生を文字通り「世のため人のため」と思って活動されている。
リタイアされた企業戦士を組織化して、幅広くボランティア活動をしているのだ。
日立市内には、日立製作所を定年退職してから社会活動をしている市民が多数おられる。
掛札さんが代表を務める「熟年ネット」と「郷土ひたちネット」
内田さんが代表理事をされている「コミュニティーネットひたち」
多田さん、南さんが中心になって活動している「助川山保全くらぶ」
西成田さんが理事をしている「with you」
今井さんが事務局長をされている「花樹の会」
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高齢化が進む中で、財政難や制度の壁から手の行き届かない行政に代わり、それぞれの団体が地域の問題解決にとりくんでおられる。
一流企業で培った企画力、組織運営ノウハウ、実行力には脱帽なのです。
さすが「世界の日立」(笑)。
活動の関係でそれぞれ市役所に来庁されることが多い。
皆さんとは(以前在課していた)企画課時代の知り合いである。
当時は、政策立案に協力していただいたのだが、現在の課(都市整備課)に移ってからは、直接、協働で市民事業を行っているのです。
「コミュニティーネットひたち」とは、市の公園ホームページの製作、運営を
「助川山保全くらぶ」とは市民の森の管理運営や自然体験教室の開催を
「with you」とはかみね公園の花園プロジェクトを
「花樹の会」とは公園や街路樹のさくらの管理を
・・・。
日々助けてもらってばかりなのでこの場を借りて感謝の気持ちを少々。
「皆さんがいないとわが課は一歩も仕事が進みません(苦笑)。これからも見捨てることなくご協力をm(._.)m。」
さて、上記の掛札さんと今井さん(花樹の会)が、今日わが課にこられた。
目的は、4月始めの「さくらまつり」出展の件である。
上の新聞記事にある「日立村物語」「大煙突ものがたり」のパネル展示をまつりで行おうというのだ。
花樹の会も日立の桜紹介のパネル展示を一緒に行うという。
これにわが都市整備課も乗ることにした。
わが課の出し物は「さくらパートナー」。
わが課の出し物は「さくらパートナー」。
去年から始めた市民協働で進めている。平和通りのさくら植替え事業である。
時代は、明治の終わりから大正時代にかけてのこと(日立村物語)。
日立鉱山の精錬所からでる煙害対策として高さ156mの世界一の大煙突が建てられた(大煙突物語)
煙害ではげ山となってしまった山やまに植えられたのが大島桜。
これがきっかけとなって「かみね公園」や「平和通り」にソメイヨシノが植えられ、日立の桜が有名になった。(さくら物語)
そして「花樹の会」の皆さんが各所の桜の手入れを行い、広く日立市の桜をPRしている。
最後に、将来に向け、桜を市民の手でリニューアルし未来につなげるのが、わが課の目玉事業「さくらパートナー」。
ということで掛札さんの「郷土ひたち・ネット」は過去を
今井さんの「花樹の会」は現在を
わが課の「さくらパートナー事業」は未来を
という一連のさくらの物語を「日立さくらまつり」で紹介しようということになった。
そして、もうひと工夫秘策を話し合ったのだが、これについては次回にご期待あれ。
追記
コミュニティーネットひたち http://www.cnet-hitachi.com/
Labels: まちづくり
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