名水百選に選らばれた!!
(毎日新聞 6月5日)
平成の名水百選:日立の「泉が森」選ばれる
常陸風土記にも記される名所 /茨城
◇湧水周辺には、イトヨが生息--住民の活動も評価される
環境省が4日発表した「平成の名水百選」に、県内から日立市水木町の「泉が森湧水(ゆうすい)及びイトヨの里泉が森公園」が選ばれた。
淡水魚・イトヨの生息地であるうえ、住民がわき水の保全に取り組んでいることなどが評価された。
百選は、水質・水量や周辺の環境の状況、保全活動などを基準に選ばれた。
泉が森は、常陸風土紀にも名が記されている。湧水周辺に生息するイトヨは全国でも数カ所のわき水にしか住まないという。
泉周辺は常緑樹に囲まれ、周囲約50メートルの泉のほぼ中央から、現在も青白い砂を吹き上げながら清水がわき出ている。
イトヨの里泉が森公園は「イトヨ」の保護を目的に「泉が森」の北側に整備され、住民でつくる公園運営委員会(菊池義明会長)が管理、運営している。
わき水を利用してイトヨの環境ゾーンや観察デッキが設けられている。
菊池会長は「名水百選に選ばれたことは、委員会や住民にとってもうれしいことだ。有効利用しながら絶滅の危機にあるイトヨを大事にしていきたい」と話していた。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
昨日、環境省から発表された平成の名水百選に、わが街の「泉が森湧水」とこの湧水を活かした「イトヨの里泉が森公園」が選ばれた。
環境省が名水百選を指定するのは25年振りである。
茨城県内では唯一の指定なのだ。
前にブログでも書いたようにこの「イトヨの里泉が森公園」は、(私もかかわり)市民と協働で作ったものである。
湧き水の下流が宅地として埋め立てられる話が出たとき、地域住民と一緒になって事業者を説得して、親水公園を作り、希少魚「イトヨ」を護ったのである。
道路事業が特定財源の問題で批判されているが、これとは対極にある公共事業を目指して、真に必要な公共施設を地域住民と一緒に作ってきたのだ。
その結果、住民に喜ばれ、しかも安く、そして管理も地域の手で行われている稀有な公共施設である。
全国に数ある湧水、流水の中から名水百選に選ばれたのは、この地域住民の手で作られ管理されていることが決め手となったという。
発案から10年、建設されてから6年が経ち、これまでも国土交通大臣表彰、県知事表彰を受けている。そして、地域住民の手で、ほたるまつりやキャンドルナイトなどのイベントも盛んに行われている。
また勲章が一つ増えた。蒔いた種が芽を出し、しっかり育っていることがうれしい。
Labels: まちづくり
0 Comments:
Post a Comment
<< Home