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Sunday, July 30, 2006
Sunday, July 23, 2006
烏山山あげ祭り
「山あげ祭り」の「山」とは、歌舞伎の舞台背景のこと。烏山の野外歌舞伎「山あげ」では、順に前山、中山、大山と舞台からそれぞれ離して設置する。大山は、最も遠景になり、舞台からの距離は100m、高さは20mになる。
大山を建てるときは、町内総出で行い、立ち上がったときは大きな拍手があった。
日時:7月23日(日)午後1時
場所:栃木県烏山市
詳しくは、http://www.mt-crow.net/k-karasuyama/index.php?mode=ym
写真上 大山を建てる
写真中 演目「将門」全景
写真下 クローズアップ
Labels: 芸能
Sunday, July 16, 2006
Friday, July 14, 2006
Friday, July 07, 2006
桜守養成講座
「桜守」という水上勉の小説がある。日本古来のサクラの保護育成に生涯を捧げた笹部新一郎氏をモデルにしており、この小説によって「桜守」という呼び名が広まった。
幾つかの名所では「桜守」によって桜が大事に育てられている。そして「桜守」をマイスターの尊称としてその名誉を称えている。
日立市でも「桜守」制度を始められないかという提案が市民から出されている。提案者は前の商工会議所会頭の宮崎哲夫さんである。水上勉の小説を読まれ「桜守」のもつ情熱と品位を日立市につくりたいというお考えであった。
個人的なお付き合いがあることもあって、前々から実現したいと考えていたプロジェクトであった。
今の職場に異動した昨年度、公園担当の部下に提案したところ、既にそれに近いプランを考えていて直に企画書を作ってきた。
部下のプランは底辺の充実拡大である。市内には「桜守」に相当する桜達人が二人いて、かみね公園の桜の手入れを手伝っていただいている。このお二人を「桜守」に認定すればこの制度を始められるが、後に続く人材を育てなければ持続できないシステムで終わってしまう。まずは、素人に桜管理のノウハウを身につけてもらうことから始めるべきという意見であった。まったくそのとおりである。
予算の問題もあったのでこのプランは、今年度から始めることとした。そしてプロジェクト名称は「桜守育成講座」。しかし課題は多い。最初の問題は参加者を集められるかということであった。幸いなことにさくらの名所「かみね公園」のある仲町学区コミュニティーの会長古川さんがすぐに賛同してくれて、プロジェクト参加者を7名集めてくれた。技能習得の講座であるから少人数が良い。早速始めることととなった。
5月からスタートし、7月6日が3回目になる。今回のテーマは、桜の病気について。講師の樹木医中山さんが用意した資料と公園内の桜の実物を比べながら、病気の様子を観察した。桜の病気といえばテングス病が思い浮かべるが、他にもたくさんある。かみね公園のさくらは(あまり手入れをしなかったこともあり)幹や枝の腐りが多く見うけられた。何気なく眺めていただけでは気づかなかったが、専門家に教わり桜の実態が見えてきた。対策を急がなくては・・・。
今回は、講義のほか、桜の周辺の草刈を行い、「桜守」が管理している木であることを示すプレートを受講者それぞれが選んださくらに掛けた。「マイさくら」である。一気にみんなの目が輝いた。
Labels: まちづくり
Wednesday, July 05, 2006
大沼川トンネル放水路2
大沼川トンネル放水路工事延長600mのうち400mまで掘削が進んだ。固まった軟岩層が終わり本格的な砂質層が現れた。今のところ切羽(きりは:トンネル掘削最先端)は自立していて掘削には支障はない。
6月30日、第9回目のトンネル技術審査会を開催する。トンネル工学の専門家を集めた委員会である。3ヶ月ぶりに現場を調査し、問題点とこれからの対策を議論し合う。
想定以上に土質が安定しているので、委員会全体が安堵した雰囲気となったが、今田委員長(都立大名誉教授)から戒めの意見が出された。
梅雨時である。川の水位が上がればその水圧で地下水が砂質土に水道(みずみち)をつくり、そこから切羽が崩壊することが考えられる(アリの穴が堤防を破壊する例えのとおり)。その対策を充分検討することが指摘された。時節柄的を得た意見である。
施工業者、発注者の日立市ともに気の緩みがあったようだ。転ばぬ先の杖である。
Labels: シビルエンジニアリング
Tuesday, July 04, 2006
ハチロク壮行会
6月25日、今日はSL「ハチロク」の青森への解体移送に先立つ壮行会。天気が心配されたが、祈りが通じたのか雨の降る気配はない。前夜、壮行会に参加する「日立ハチロク応援団」「五能線活性化倶楽部」「日立市」「その他」で懇親会(前夜祭)を市内某所で開催する。子供から年寄りまでSL愛好家が集まり、盛り上がることおびただし。
当日は、朝一で隣接する「神峰神社」でSL移送の安全祈願を行い、その後イベントの開始。地元小学生のSLを送る言葉(作文朗読)、日立発青森行きのタブレット(昔、運転手が乗務交代するとき手渡していた輪っか)交換、そして日立風流物こども囃子と弘前ねぷた囃子の競演が行われた。
会場は3箇所に分かれ、第一会場(博物館前)では式典と伝統芸能競演。第二会場(SL)では機関車運転席の案内と汽笛の実演、第三会場(かみね動物園)ではミニSLの運転と試乗と内容は充実していた。
どれもすばらしい催事で、子供たち、家族連れは終日楽しんでいた。
http://mytown.asahi.com/ibaraki/news.php?k_id=08000000606260005
SLとのお別れ会は、「日立ハチロク応援団」団長野上淳子さんが、3月に私のところへ持ち込んだ企画である。子供のころこのSLで遊んだことのある彼女にとって、機関車の撤去は心外な出来事であっただろうが感謝の気持ちを込めて送り出したいと願い、ここまで進めてきたのである。
「ハチロク応援団」と名前はあるが、実際は、家族、親族だけの団体である。ご自身仕事を持ち、3人の子供(3歳の三つ子)を抱え、ご主人が海外出張中という身で、募金活動からここまでよく出来たものである。
実は、外部(?)から圧力がかかって、このイベントの実現が危ぶまれたことがあった。詳細は省くが、立場のある人間が横槍を入れてきたのである。私たちも表立って行動することは出来なくなってしまった。
SLを管理してきた立場の人間として、今回の一連の経過は恥ずかしい限りである。前任者が撤去を決めたとはいえ、(同じ立場にあれば同じ判断をしただろう)本当の価値に気がつかなかったのである。SL撤去は多くの市民から批判を受けた。再生走行を目指し、五能線活性化倶楽部に無償譲渡することで少しは救われたが、それにもまして野上さんの行為はありがたかった。これまでの経過を振り替えれば、彼女はまさに「日立市の良心」である。
Labels: まちづくり
キャンドルナイト2006
「電気を消してスローな夜を」を合言葉に全国約300箇所の会場でキャンドルナイトが夏至のこの時期始まった。地球規模の環境問題を考えるため、明かりをを消して(ろうそくの光だけで)ひと時をすごすのである。http://www.candle-night.org/index.html
日立市でも昨年に続き、6月24日同じ「イトヨの里泉が森公園」で開催された。
主催者は、「ひたち志塾」の大貫。昨年はNGO「地球村」日立支部として行われたが、今年は「地球村」という名称は全国的に使わないことになり、それぞれの地域団体が主催する形となった。
数ヶ月前から(昨年同様)大貫がやってきて「会場使用許可」「後援依頼」の要請のほか、協賛金集めのための地元(水木町、大みか町)の企業(事業主)の紹介を求めてきた。知己の「玉姫醤油」「内山味噌」「運平堂」に電話をかけ、協力を求めた。
それにしてもすごい人出だった。主催者発表1000人の入場者だが、実際はそれ以上出ていただろう。会場の公園が(大げさに言えば)押すな押すなの賑わいだった。
昨年の実績があったこともあるが、今年の催しは去年以上だった。地元学生たちのボランティア参加を得、ミニコンサートには地元泉が丘中学校のブラスバンドが出演し、公園を自主管理している「泉が森公園運営委員会」が協力するなど地域ぐるみのイベントとなった。
そして、何よりすごいことはイベントの後に「泉が丘中学校」で識者を招いての「環境講演会」を行うことことだ。イベントは入り口。これからが本番だ。
一昨年までは、環境問題を訴えても、誰も相手にしてくれなかった。それにもめげず、粘り強く努力してきた大貫の力は大したものだ。何も持たない個人がこれだけ成果をあげたことは街の誇りだろう。ろくに手助けできなかったが、自分のことのように嬉しい。頑張る者に祝福を。
Labels: まちづくり