Sunday, July 19, 2009

「CATS」のいないラッセルホテルで

3度のイギリス旅行のうち2度泊まった「ラッセルホテル」

大英博物館やロンドン大学に近い閑静な場所にある。


ラッセルホテルは、かの数学者にして哲学者のラッセル卿にちなんで名づけられた。


1899年の建築だというから110年の歴史を持つのです。

ビクトリア調の古色蒼然とした建築で、ちょっと目にはホテルには見えません。


イギリス料理はあまりおいしくないといわれるが、ブレックファーストだけはgood!!
8日間このホテルに連泊したが朝食には満足しました。













最近までしらなかったのですが、このホテル、ミュージカル「CATS」の原作の舞台だという。
ミュージカルの中でも「ラッセルホテルを超えて~」という歌詞が出てくるという。
つまり、ここは「CATS」の猫たちの棲家だったのです。

ここまで調べてガッテン。

腑に落ちた。
実は、こんなことがあったのです。

2度目に泊まった時、夕方、外出先から部屋に戻ると

(ひえ~~!!)

何と部屋の中で「ねずみ」が死んでいたのだ。


びっくりびっくり大仰天。急いで別の部屋に移してもらったのです。



ミュージカル「CATS」はロンドンが初演。その後ニューヨークのブロードウェイや東京五反田のキャッツシアターでロングランとなった。

そうでしょう。そうなのです。(納得)

ラッセルホテルの猫たちは、世界中を駆け巡っていて留守ぎみなのです。それで古巣のホテルではねずみが増えてしまったのでしょう。(そんなわけはないか・・・)

「CATS」はロンドンでは見られませんでしたが、姉妹都市バーミングハム視察の帰り、ニューヨークで堪能してきました。「メモリー」はよかったーー。

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Monday, January 28, 2008

クイーン


ダイアナ妃がパリで事故死した97年夏の1週間。英国王室、とりわけエリザベス女王の心の葛藤を描いている映画です。

ダイアナの死に弔意を示さない王室。これに対し、批判を高める大衆。
1/4の国民が君主制の廃止を望んでいるという世論調査がでる。

その国家的危機に、王室と国民の和解のため女王に助言を続けるブレア首相。
最後には、助言を聞き入れ、国民に向け声明を発表する女王。

労働党党首(革新?)でありながら女王を敬愛するブレアの言葉が印象的でした。
「生涯を国民のためにささげた女性を非難できるか?」

それにしても現役の女王の、そして確執が噂された元皇太子妃の死の直後の様子をよくも映画に出来たものです。

英国王室に近い筋から得た情報で脚本が作られたというから、事実とそうは違わない内容だったのでしょう。
女王役のヘレン・ミレンを始めとして俳優陣がみなそっくりさんというのも驚きで、いつの間にかドキュメンタリー映画を観ているような錯覚に陥ってしまいます。

女王がローバーを自ら運転してバルモラル城周辺の山中を疾走するシーンも驚きでした。
(女王が運転するなど考えても見なかった)
そして家族や使用人ともごく普通に接していて一般人とそう変わらなく描かれているのです。

事実なのでしょう。
王室というと、日本の皇室と同じように考えてしまうのですが、この映画のように(人間味豊かに)見られているのは、やはり開かれた王室だからでしょう。



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ところで、(本物の)エリザベス女王を間近でお見受けしたことがあるのです。
96年の夏にイギリスを旅行した時、ロンドン塔でのこと。
テムズ川の遊覧船に乗り桟橋からロンドン塔に入る時、入り口で数分待たされたことがあったのです。

気にも留めずにいたら、数人の護衛に付き添われて、女王が夫エジンバラ公とともにロンドン塔から出てきたのです。
なんと目の前10mほどのところを通り抜け、そして王室のボートに乗られご帰還されたのでした。

その間、わずか1~2分だったでしょう。
突然のハプニングに驚いてしまったのですが、
印象は、
「どこにでもいそうなオバサン」でした。

(気品はあったものの)歩き方も早く、亭主をせかすようなしぐさもあって、きわめて親近感を感じるものでした。
そのときの女王の様子が、映画と同じなのです。

今思うと、ちょうど映画の場面の1年前で、チャールズとダイアナが離婚したころだったのです。
ところで、4人の子供のうち3人までもが離婚経験者というのでは、母親もたまりませんね。
育て方が悪かったといってしまえばそれだけのことなのですが・・・・。

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Sunday, January 13, 2008

思い出のフットパス

健康管理のために半年前からウォーキングにいそしんでいます。
幸い、山も海岸も自宅から歩いていける距離にあり、60~90分で還って来れるコースを楽しんでいるのです。

さて、そこでウォーキングに関し、10年以上前にイギリスで体験したフットパスウォーキングをご紹介しましょう。
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イギリスでは1932年に「歩く権利法(the right of way)」が制定された。

これは、公道でなくとも以前から歩かれていた私道に、他人の「歩く権利」を認めたものである。
「歩く権利法」で認められた道がパブリックフットパス(public foot path)である。
(正確には他に二つの道があるがここでは省略)
http://landsend.travel-way.net/bluebell/footpath/index.html

フットパスとは、文字通り歩き踏み固められた道だから、舗装されていない小道である。その多くが牧草地の中にあり、地主の了解を得て「パブリックフットパス」に認定されている。

イギリス人には、歩くのが趣味という人が多い。

カントリーサイドに行くといたるところに「パブリックフットパス」がある。もともと自然発生的に出来た道だから特に整備されたものではない。
パブリックフットパスであることの標識と道に迷わないように所々に目印があるだけである。
そして、旅人にもわかる様に、町(村)の店(雑貨屋や郵便局)にはマップが備えられている。

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私達が体験したところは、コッツウォルズ地方のカッスルクーム村でした。
http://www.ah-london.com/trip/cots/castle.html


コッツウォルズ地方はかつて羊毛の産地として栄えたところです。


ロンドンから電車で西に約1,5時間、最寄の駅チッペナムからタクシーで20分くらいだったでしょう。

カッスルクームは、「イギリスで最も美しい村」に何度も表彰された中世の面影を残した村です。

小さな村だから30分もあれば観光の見所は見終わってしまいました。

雑貨屋で記念品を探していると、ウォーキングマップを見つけたのです。そして急ぐ旅でもなかったのでマップを参考にフットパスを歩くことにしたのです。

コースは4,5通りあったでしょうか。その中で1時間ほどで回ってこれるコースを選び、出発。

マナーハウス(貴族の館)の近くから始まり、牧草地(私有地)を通り、いつの間にか道は、ゴルフ場へ。そのあと牧場主の居宅の脇を抜け、一般道へ。そして中世の田舎そのままの家並みの小道をたどり出発点の村の中心地に帰還。





















背景には (英文学に見られる)自然を愛する国民性があるのでしょう。
フットパスが全国に張り巡らされ、休日に多くの人々が自然を楽しんでいる環境はうらやましい限りでした。

つらつら思うに、高齢者が増え、医療費の増加が問題になっている日本だからこそ、健康増進のためフットパス整備に力を入れたらどうかと思うのです。

車を走らせる道路は、膨大な建設費がかかりますが、フットパスは手づくりで安価に作れるのです。
必要なことは、「歩く権利法」のような法整備と地域で運動の担い手を育成することだけなのです。

ガソリン税の暫定税率の存続、廃止が政治問題になっていますが、フットパス整備のような使い方が出来るなら国民は存続に賛成するのではないでしょうか。

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