アンネのバラ
5年前になるだろうか。知人で建築家のAさんからアンネのバラの切花をいただき、鉢に挿し木しておいたら根付いた。
毎年、この時期華麗な花をつける。
このバラは、アンネの父、オットー・フランク氏がアンネの形見として造園家に創ってもらった新種のばら。
日本にこのバラが広まったいきさつはよく知られている。
Aさんの家の庭に咲いていたものをいただいたのだが、庭で栽培されていた訳は、Aさんが近くの教会の設計を依頼されたことが縁だという。その教会はアンネのバラを日本に広めた「聖イエス会」の流れをくむ宗派なのだ。
そのAさんだが、3年前に不慮の事故で故人となり、私にとっても「形見のばら」になってしまった。
(注)「アンネのバラ」は色変化するめずらしいバラです。つぼみの時は赤、開花するとオレンジ→サーモンピンク→赤と変化します。
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