Thursday, May 17, 2007

エコイベント2

・・・前回からの続き・・・

 お客も大して来ないのに、エコイベントは盛り上がった。

 イベントのアトラクションとして「風流太鼓」「フォークダンス・銀の星」「駒王中学ブラスバンド」「北町子供鳴り物」「明秀高校チアガール部」が出演した。

 一時間おきの登場となるのだが、それぞれを紹介する際、合わせて毎回、イベントの趣旨と模擬店の紹介を行ったのである。

 模擬店は、エコショップ(福祉作業所「ワークスたんぽぽ」)、雨水貯留槽即売所(わが○○課)、エコ喫茶(地域住民)、苗木・花苗即売所(造園協会)、盆栽即売所(盆栽協会)である。

 「エコショップ」では、障害者たちの作った「牛乳パックリサイクル植木鉢」「燻炭」「エコバッグ」を販売。 雨水即売所では、雨水を貯めて散水などに使う「貯留タンク」を販売。(これを使って紙パックやエコカップの洗浄を行った。)
 
「エコ喫茶」では、飲み物を「エコカップ」に移して売るのだが、定価に10円上乗せして売り、容器を戻せば10円返す「デポジット方式」を採用。(これでほとんどの容器を回収し、肥料として公園の土に還した。)

 「苗木・花苗即売所」では、土に還る「エコポット」で苗を販売した。


 
それぞれのテントの売り子が、1時間ごとに各店舗の「エコ」についてマイクで来場者に紹介するのである。そしてそのほとんどが前々日の「NKHデジタル放送」出演者であるから、堂に入った説明である。

 これは成功した。PRが徹底し、「エコ」への関心も手伝って「エコ商品」が結構売れたのである。そして来場者とイベント関係者の一体感も生まれてきたのである。

 極めつけは、アトラクションに出演した子供たちによる花壇での「花苗植え」である。

 高校生ボランティアの一言がヒントとなった。たくさん用意してあった「花苗」を、使い終わった「エコカップ」に入れて、花壇に植えたのである。
 子供たちには、「エコカップ」の素材(とうもろこし)、「エコカップ」を使っている理由、埋めれば土に還ってゴミにならないことを教えてから自由に植えてもらった。
 ブラスバンドの中学生たちは吹奏楽の「吹」、北町子供鳴り物は「北」、チアガール部の高校生たちは、「チア」の花文字を花壇に描いたのである。
 いずれも近所の子供たちである。この公園にくることは多い。そしてそのたびに「花壇の花々」を楽しみ、「環境の大事さ」をわかってもらえればこのイベントは大成功だったといえるのだろう。

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