エコイベント
今年も緑化月間(5月)がやってきた。全国各地で、関連事業が行われる。わが日立市でも(はるか昔から)関連事業として「花づくり、庭づくり展」を行っている。
「花づくり、庭づくり展」は、簡単に言うと、庭木の苗木や花、野菜の苗の即売会である。地元の造園業者と一緒になって「緑化」と称して、業者の販売促進運動を行うのである。
数年前までは、これが盛況だった。なぜかというと今のようにホームセンターが各地に出来る前であり、「苗」の購入は、専門店(種屋、造園業者)から買わなければならなかった。そして、このイベントで通常価格より値下げするとたくさんの客が集まってきたのである。
時代が変わり、郊外型大規模店舗で苗が安く買えるようになると、当然「花づくり、庭づくり展」などに人は集まらない。そしてこのイベント自体もその存在意義を問われるようになった。
人集めのために、数年前からアトラクションを取り入れるようになった。「太鼓演奏」「ブラス演奏」「ダンス」など、地域の生徒や、愛好団体が出演するのである。
それはそれでお祭りらしくて良いのだが、何か本質から外れてしまってしるのではないかと感じ、いろいろ考えた末、今年は、このイベントをエコ化して「エコイベント」として実施することにした。
「緑化運動」は、環境活動である。イベントは目的はどうあれ、さまざまな問題を抱えている。その中でも大きなものに「ゴミ」の問題がある。屋外で行われることが多いため、紙コップ、紙皿、空き缶・・・・膨大な「ゴミ」が発生する。
「緑化」すなわち「環境」のためのイベントなのに「ゴミ」を出してしまう。この矛盾に今年は取り組むことにした。
具体的には、紙コップの変わりに「とうもろこしから作った(土に還る)エコカップ」、ビニルポットに替えて「土に還るエコポット」、「牛乳パックリサイクルで作った植木鉢」、レジ袋に替えて「エコバック」などである。
そしてお祭りの副題として「ゴミをださないエコイベント」をかかげたのである。
幸いにして、関係者の大賛同を得ることができた。造園業者達は、前から「環境」を売りにしている。(販売促進のためには当然である)。共催者である開催公園「サンパーク」の周辺住民達は新もの好きで乗り気である。そして(紙パックリサイクルを行っている)福祉作業所「ワークスたんぽぽ」も急な依頼にもかかわらず、二つ返事で参加してくれることになった。
それに加え、すばらしいことにNHK水戸放送局の地上デジタル放送「わいわい茨城」にイベント関係者(わが○○課の担当職員、造園業者、福祉作業所代表、地元住民代表)が前々日の夕方、生放送で出演し、イベントのPRを行うことになったのである。
(なんとこれは、「夢プロジェクト」がニュース放映された日と同日のことであり、これらは、さくらまつりの実況中継でさくらパートナーが取り上げられた時の縁で再びNHKから声がかかったのである。)・・・・続く
Labels: まちづくり
0 Comments:
Post a Comment
<< Home