徒歩(かち)鵜
全国で鵜飼を行っているのは長良川を始めとして20箇所ほどあると言う。そのすべての鵜は、ここ日立市十王町(旧多賀郡十王町)の鵜の岬で捕獲されている。
十王町では、毎年夏に行われる十王祭りの出し物として「徒歩(かち)鵜」が行われている。「徒歩(かち)鵜」とは、字の如く歩きながら行う鵜飼のこと。今ではイベントでしかないが、昭和20年ごろまでは、立派に漁として行われていたという。
十王町と日立市は、一昨年の秋に合併した。以前から十王川で行われていた「徒歩(かち)鵜」であるが、最近までまったく知らなかった。十王川は茨城県の管理する河川である。昨年「徒歩(かち)鵜」のことを知り、県にイベントを支援する環境整備を要望した。ことがうまく運び、これからプランを立てることになっている。サケも遡上する川である。これからが楽しみだ。
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