アラブ世界研究所
セーヌ河畔にあるアラブ世界研究所は、アラブ文化を紹介する展示室や図書館、書店からなっている。ポンピドーセンターを始めとした国家プロジェクトの一つであり、建築家ジャン・ヌーヴェルの設計による。建物の壁面に並んだガラスパネルが太陽光線 に応じてカメラレンズのように開閉するハイテク技術を駆使した建物であるが、デザインから受ける印象はイスラムそのものである。
フランスは、かつての植民地アルジェリアの独立戦争でアラブ世界との間に大きな傷跡を残した。その反省からアラブ諸国とフランスとの相互理解、文化交流を目的にこの建物は作られた。・・・しかし現実は、願いどおりには進まない。イスラムと欧米諸国の間で文明の衝突が起きている。
相互理解の施設であるのに、他の観光施設に比べ格段に警備が厳しい。入館するのに航空機搭乗時並みの持ち物検査が行われた。
Labels: 旅(06フランス)
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