Sunday, October 01, 2006

畑の危機




生来の横着な性格が災いして、畑が大変なことになってしまった。
亡き母親の畑(家庭菜園60坪)を耕作し始めてから5年。無農薬、有機栽培を売りにしているが、実態は、放置農業である。

無農薬農法で大変なのは、雑草駆除を人手で行わなければならないことだ。農家の年寄りの腰が曲がっているのは、ひたすら草引きを続けた結果なのである。

親から引き継いだ時には、雑草など無かったのが、今では夏の盛りになると、畑というより、荒地になっている。藪をかき分け、食べられそうな野菜を探している有様だ。

秋風が吹き、涼しくなってきたので、休日を使って雑草退治を行った。ひと鍬ごとに草を手で振るい土と分ける。日頃から草引きをやっていれば手間もかからないのだが、後悔後にたたず。わずか3坪分の草取りで3時間かかってしまった。草のひどいところだけでもあと3,4回の草取りは必要だろう。

ネットで雑草の名前を調べてみたら、大変なことに気づいた。わが菜園の雑草どもは、ことごとく性悪なものなのだ。なんと地下茎で広がる草がはびこってしまった。地面から草引きをしても根が残れば、また出てくる。元から絶つのはひたすら掘り返して根気良く根を取らなければならない。農家はこの類の雑草は、早めに徹底して駆除しているらしい。このままでは、後数年で草地に戻ってしまう。

写真上:草だらけの畑
写真中:左からギシギシ,ハマスゲ(?),ヤブガラシ いずれも地下茎で増える
写真下:雑草防止に敷いていた黒マルチを突き抜けて伸びるハマスゲ

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